審査員の講評(講評順)
ビッグ錠先生
長い時間ご苦労様でした。見てまわっているうちに凄い発想で描いているマンガがありまして、これからの日本のマンガ界も
頼もしく感じるようになりました。た。バロン先生もおっしゃったように、選考が本当に大変だったんです。ミーティングはなかな
か決まらずそれだけ力が接近していて、それぞれに個性もありどれをとっていいのか、本当に素晴らしい才能が集まったの
だと思います。いつか花開く事を願っています。賞にもれたというのは決して残念な事ではありません。もれた中にも僕の好
きな素晴らしい作品がありました。がっかりしないでこれからも頑張ってください。
土山しげる先生
おそらく皆さんは食べ物を描く絵というのはあまり描かないだろうし、今後もあまり描く事はないんじゃないかと思います。
この大会は有意義で印象に残ると思います。最後に食べる事を楽しんでください。そうしたら世の中が楽しくなります。
倉田よしみ先生
第1回の時も審査員をやらせて頂いてその時の生徒さんも何人か出てくれていたけれども、その子供たちが凄い成長してい
るんですよね。大変驚きました。小学校から中学校へとかわる間、子どもというのは凄い成長するんだなという事を感じて、
僕もいろいろ勉強して変わっていかなくてはと思っています。
鶴窪俊夫先生
今日は大変りっぱな発想で力強いタッチで描いておられました。ハンバーガーということで身近にある材料ですので素晴らし
い描き方でした。これから第2第3のバロン先生に継ぐマンガ家が生まれる事を望んでおります。
西迫達海先生
おじさんは50歳なんですけど、皆さんと同じようにマンガが大好きだったんですよ。講談社や集英社にも送った事があります。
当然自己流だったのでボツだったのですが、それでも今でもこんなふうに(審査の合間に描いたバロン先生のカーボーイ姿の
マンガを見せて下さいました)描いて癒しております。今日残念だった子どもたちも夢をあきらめないで頑張ってください。
脇園奈津江先生
2時間描く間に肩がこったりしたのではないかと思います。集中して作品を描くというのは大変だったのではと思います。
そしてそばにいらっしゃった保護者の皆さまも疲れられたのではと思います。でもたくさん話をされたのではないでしょうか。
そのアドバイスが子供たちの作品に生かされていたのではと思いました。とても美味しそうでした。楽しかったです。
下柳田賢次先生
アスリートの皆さんの素晴らしい絵を見せて頂きありがとうございました。そして斬新なアイデア、力のこもった絵であったり、
女の子の優しさを表現した絵であったり、そしてなによりも料理マンガということで、その満腹度、美味しそうな表情が発揮さ
れている絵を見ながら感動しました。絵も素晴らしかったけれど、アスリートの皆さんの取り組む姿勢、真剣な表情、目の輝
きに大きな感動を頂きました。これからも頑張って、今日いらっしゃる先生方に負けないようなマンガ家になって頂きたいと
思います。
上野恵美先生
今まで絵の方は皆さんの頑張りを褒めていらっしゃいますので、私は少し作品について述べたいと思います。マンガのデフォ
ルメがとても面白い子どもがいたり、人物以外の風景もとても丁寧に正確に描いている子もいるなと思って感心しました。
強調しながら強い線もかけている子もいましたが、もう少し強く描けばいいのにと思ったお友達もいました。美味しく食べている
という人物の表情がしっかり描けているの大事なんだなと思いました。
迫田和子先生
絵の好きな方が集まっているだけにとても楽しい絵ばかりで、私もとても勉強になりました。この大会』参加させていただいて
ありがとうございました。
井手康子先生
今日はいろんな小学校中学校のお友達の作品を観ることができてとても嬉しかったです。学校で2時間集中して描くというのは
とっても難しい事なのです。良い作品を観ることができて嬉しかったです。。ありがとうございました。
大段浩史先生
人の作品を選考するという凄い難しい経験をさせていただけました。先生方の険しい表情を見た時に、きっと先生方の気持ちに
よっても賞が変わるのではないかというくらい素晴らしい作品ばかりでした。
四ツ永知明先生
3月まで丹波小学校にいました。卒業生でもあるバロン吉元先生に100周年に向けてキャラクターを作って頂きました。その機
会でこのような会に出席させて頂けて嬉しく思っております。私達の身近な食をテーマにして、親子で2時間あまり、楽しくまた
真剣に取り組むその姿を見て、微笑ましくまた感動も致しました。指宿は食も豊かですし、料理マンガをとおして食の発信地と
なってくれたらいいなと思います。
総評 川崎のぼる先生
皆さん、お疲れ様でした。良く頑張られたと思います。熱心さ、ひたすら打ち込む姿に、自分が小さい時にはこういう時があったんだなと、
初心に戻るというかよく頑張られたと思います。初心に戻らなくてはという事をあらためて思いました。
今日、審査員として皆さんの作品を拝見し選考して、先ほど他の先生方もおっしゃっていましたが、点数をつける、審査をするというのが
非常に難しかった。作品がみな拮抗しておりまして、アイデア勝負、絵の勝負、というところもありますし、それに優劣をつけなくてはいけ
ないという事が我々に課せられた仕事ですけれども、非常に辛い役目でもありました。受賞した人、もれた人・・といらっしゃいますけれど
ほんのわずか紙一重、髪の毛一本の差で決まってしまったような感じですので、選ばれなかった人もがっかりしないでこれからも頑張っ
て頂きたいと思いますし、受賞できた人も、髪の毛一本の差・・って何だったんだろうと。その髪の毛一本紙一重で審査員の先生方から
選ばれたのですけれども、その髪の毛一本が大事なんだと、それを信じて、髪の毛一本の差をつける努力、、腕前を見につけるという事
が大変なところなんです。だから大いに自信を持って、紙一重から紙二重三重と、差を広げるというか努力して邁進してほしいと思います。
今日、お子さんに連れ添って来られたお父さんお母さん、ご苦労様でした。昔、マンガを描いていると叱られたものですが、今やマンガは
日本の文化ですからね。マンガを描くというのは大変な事なのです。もの凄く頭がめぐっているんです。今日はハンバーガーのテーマを
与えられましたが、どういうバーガーをどこで、どんな主人公が、誰が・・・それだけでも頭がめぐってきますし、ある種、イマジネーション
して描いていかなくてはいけない。感性を養わなければマンガというのは描けないのです。自分自身、好きな絵を描こうとしても、まず何を
書こうか・・主人公を描き、どういう性格の子、どういう服を着て・・と、自分である程度、あらすじを立ててキャラクター創っていきますから、
その人の持っている感性が研ぎ澄まされるんですよね。
ここには将来マンガ家を目指す人もいらっしゃるだろうし、他の道に進む人もいるでしょうけど、将来、その時に身につけた感性というのは
絶対に役立つはずです。後に大きくなって鹿児島指宿を支えていく人たちになっていくでしょう。バロン先生のように鹿児島と指宿のために、
崇高な志を抱いて、頑張ってくれる人材がこの中にいらっしゃるのではないかと期待しております。バロンピックは素晴らしいと思います。
皆さんおおいに誇りに思って努力される事を僕は願っております。
← 今、連絡が入りまして、バロンピックのニュースが鹿児島テレビで5時50分から放映されるそうでーす♪
いよいよ閉会です     
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