ホーフォッシュはオオバコ、スティールという鉄鋼産業を中心にして成り立っている人口1万人
足らずの小さな町ですが、ここに私の教えるべく、イエブレ大学漫画科の学生達が待っている
のです。一年生、二年生を合わせて44名、この日は20名の2年生達と顔を合わせました。
(ホーフォッシュの漫画学校の学生達と)
まず自己紹介。「バロン・San」と呼んでください・・とボードに書いて伝える。30日、授業開始
第一日目は、「日本のマンガの発展と大衆文化」という題で講義を始めました。
この日から10月23日まで「日本のマンガと欧米のマンガの違い」「ヒーローの作り方」
「キャラクターの作り方」「ストーリィの作り方」等の講義をしながら実技指導を行い、また私の
作ったショートストーリィをもとに練習課題作品を作ってもらったり、自由課題を与えての実習を
やらせたり、短い期間の中で漫画制作に対するモチベーションを高める効果的な授業を行なう
事によって大きな成果をあげる事に成功しました。さらに学生達の作品を一点一点講評し、点数
を、厳しくつけたことも彼らを刺激して競争心を煽り、学生達にやる気を起こしつつ親密度も増す
事ができたと思っています。学生達の開いてくれたお別れパーティでは私も大いに乗って、
“阿波踊り”を披露してきた次第です。
ホーフォッシュの漫画学校でとてもフレンドリーだったジェシカ(右)
10月9日はイエブレ大学で講演。ホーフォッシュではテレビの取材もあり、スウェーデンの国営
番組(全国ネット)のニュースにも出させてもらいました。また地元のムース、ハンティングにも
ちょうど狩猟の解禁日とかで招待され、とても素晴らしい(ホントは死ぬほどの)体験をさせてもら
いました。
ムース、ハンティングで仕留められた若いムース。片耳を犬に食いちぎられている。この犬の名はタイソン?
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