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『バロン吉元の脈脈脈』展を終えて

2016年3月27日『バロン吉元の脈脈脈』展は、
一ヶ月間の会期を終え、無事終了することができました。
これもひとえに皆様の励ましとご協力のお蔭様と心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

この度の個展は公益財団法人東京都歴史文化財団ト―キョ―ワンダーサイトによる主催で、
娘のエ☆ミリー吉元の企画が大勢の応募者の中から選ばれ、
採用されて開催されたものです。

私の作品が企画展によって開催されたのは初めてではありませんが、
漫画から現在までの絵画を選び、
私も予想できなかった創意工夫をこらした展示になったのには驚きました。

とかく集大成になりがちな展示を
:脈脈脈:という継続発展を表現したテーマが生き生きと展開されたのは、
企画者のアートセンスによるものと評価を受けましたが、
ある意味で私自身が娘に発掘されたような、また新たに、
私の作品の新発見の機会ともなるような展示となりました。
聞いたところによると、一昨年に
数百点にもおよぶ初見の作品を倉庫で発見した時の驚きと感動が、
すべての発端となったそうです。

また、一カ月の会期の中で4回のトークショウを行ったのも私にとっては新鮮でした。
バロンの解剖学会というテーマで、
荒俣宏先生、都築響一先生、山下裕二先生、そして漫画家の山田参助先生と、
それぞれの切り口で、驚きあり笑いありで、闊達なトークが繰り広げられました。
何よりも嬉しかったのは4回とも大入り満員で、
普段の日も客足は途絶えず、このように大勢の御来場者があったのは
元都知事の石原慎太郎氏のイベント以来だと、事務局の方が申しておられました。

ともあれエ☆ミリー吉元の熱意溢れる斬新な会場設営、
及びアートマネージメントによる
『バロン吉元の脈脈脈』展は大盛況のうちに幕を閉じました。

今後は私もウカウカしてはおられません。
娘に置いて行かれないように気魄をこめて、絵画制作していく覚悟です。

今後ともどうぞよろしくお願い申しあげます。

バロン吉元